ビル診開業のチェックポイント~その3~は
お選びになる物件によっては、大きな落とし穴となります
「建物の防災設備基準」です!
近年、防災設備基準が高まってきています。
物件を選ぶ際、建物の他のフロアやテナント構成も注目した方が良いです。
・オフィス系が多いのか?
・店舗系が多いのか?
・飲食系が多いのか?
・住居系が多いのか?
理由として、建物を利用する人により、防災設備の設備基準が異なるためです!
ご開業希望のテナントが、
オフィス(事務所)や住居のような、特定者が利用するテナントが多い場合、注意が必要です。
クリニックが入居することにより、
不特定多数の方が利用する建物とみなされ、防災設備の設置基準が高くなる場合があります。
しかも、設備基準が建物全体にまで影響する場合があり、導入コストが非常に高額となる場合があります。
その場合、費用負担を誰が行うのか?
先生? 物件オーナー?? 各テナント???
また、他のテナントの業務への影響などもあり、物件契約が出来ないことに繋がる可能性もあります。
防災設備の設置基準の判断は管轄の消防署となります。
消防署から設置義務を求められた場合は対応しなくてはなりません。
防災設備は専門家でないと解らないことが多いため、物件内見の時に同席をお願いすると良いと思います。
確認前に物件契約を行うのだけは避けて下さい。
下記に一部ではありますが、防災設備をご紹介致します。
事例1 避難用緩降機(ORIRO)
事例2 避難はしご
事例3 救助袋
事例4 不燃材料
事例5 スプリンクラー
上記の他に、非常放送設備、消防への通報装置、非常時のバックアップ用電源などがあります。